お肌の老化にブレーキをかけることができるのです

 

鏡で自分の顔をまじまじと見て、「以前と何かが違う……」と思うことはありませんか?

肌にハリがなくなり、目尻も頬も重力のなすがまま。小シワにはファンデーションが埋まり顔全体はくすんでいて……なんていうか解像度が低い写真のようなぼんやり感??

これが抗えない加齢か……と諦めてはいけません。いまから始める「糖化ケア」によって肌の老化にブレーキをかけることができるのです。

未来の自分を変える「糖化ケア」

「糖化」というのは老化の原因のひとつです。体の中で余った糖が熱によってタンパク質や脂質と反応して、「AGE(Advanced glycation end products:糖化最終生成物)」という老化物質を作ってしまう。この一連の反応を『糖化』と言います。

糖化反応はからだのあらゆるところで起こり、糖尿病やアルツハイマーなどさまざまな疾患の原因となります。この糖化が皮膚に起こると肌の老化が加速してしまうんです 。

肌のもちもち感をつくるのは、コラーゲン。このコラーゲンはタンパク質なので、糖化のターゲットとなってしまう。AGEがコラーゲンの質を変えてしまい、シワやたるみ、黄くすみなどを引き起こすのだそう。

AGEはエイジングサインと呼ばれているものすべてに影響を及ぼします。また、肌のAGEが多い人ほど、紫外線によるダメージを受けやすくシミもできやすくなる。糖化は日常生活がダイレクトに反映されます。糖化ケアをするかしないかで、3年、5年、10年先の見た目年齢は大きく変わるということもわかっています。

時の流れにただ身をまかせていると、糖化によって作られたAGEはからだの中にどんどんと蓄積されていきます(恐ろしい……)??しかし、日常のちょっとしたケアで糖化は防ぐことができるのです?✨✨

糖化を進めるNGな食事とは?

「糖化ケアのポイントは大切なのは、糖を体の中で余らせないようにすること」。まず、見直したいのは食事だそう。

「AGEはからだの中で生成されますが、じつは3割は食べもの自体に含まれているんです。AGEが多い食べものの代表が揚げものやスイーツ。から揚げやトンカツのこんがりとしたあのコゲ自体がAGEなんです。パンケーキのおいしそうな焼き色もAGE。こうした食品を摂りすぎないことが大切です」

同じ食材でも、焼いたり揚げたりするのではなく、煮たり、茹でたり、蒸したりすれば、AGEは作られにくくなるそうです。たとえば鶏肉なら、焼き鳥だと水炊きの6倍、から揚げだと10倍、AGEは多くなるのだとか。ここまで差が出るとなると、調理法は意識したいですよね。また、糖化ケアにおすすめの食材はあるのでしょうか?

「食後、血糖値が急速に上がると、糖があまってしまいます。血糖値をあげない低GI食品を積極的に食べるといいと思います。ほうれん草・トマト、ブロッコリーなどの緑黄色野菜はおすすめですし、魚類や肉類も低GI値食品でかつ、タンパク質なので積極的にとりたいですね」

糖化とうまくつきあう食べ方

加えて、「何を食べるかだけでなく、どう食べるかもポイント」と言います。

「食事はまず野菜から食べる、ベジファーストを意識して。あと、お酢は食後の血糖値の上昇を抑える効果が高いので、たとえば、食前酒としてビネガードリンクを飲むとか、マリネや酢のものを前菜として食べるのはいいですね♪♪♪♪

ゆっくり食べることも大切です。どんぶり飯を一気にかきこんでしまうと、からだの中で吸収が追いつかず糖があまってしまいます。

食事における糖化ケアのポイントは「糖質そのものを排除することではなく、うまくつきあっていくことが大事.」「綺麗のために我慢するのはやめよう」と、糖化ケアアイテムも研究開発しているそうです(^-^)

オリジナルスパイスは、AGEの生成を抑制する効果があるハーブをブレンドしました。サラダはもちろん、カップ麺やピザにも合うんですよ。また、カモミールベースのハーブテイは、ぜひ、スイーツと一緒に飲んでもらいたいですね❣️

糖化ケアをずっと忠実に守り続けるのは難しいものです。たまには、揚げものやスイーツ、ジャンクなものを食べたいときもある。そんなとき、こうしたアイテムを使うことで罪悪感を和らげることができますよね (。-_-。)

食後は軽い運動で糖化ケアしよう
また、食事だけでなく、やっぱり運動も糖化ケアには大切だそう。

「食後、血糖値があがっているタイミングでだらっと過ごすと、そこで糖があまってしまって、糖化ストレスが加速されます。ごはんを食べたあとは体を動かすことが大事。もちろん、ハードな運動は必要なく、“食後”というタイミングが重要です」

家にいるとき、食後すぐソファに寝転がるのではなく、すぐに立ち上がって食器を片付けて洗いものをする。オフィスでは、ランチには少し遠くのお店まで歩くとか、エレベーターではなく階段をつかうとか。ちょっとした行動のチェンジが糖化ケアにつながるのです。

「糖化ケアは慣れればストレスにもなりませんが、習慣になるまでが大変。でも、毎日の選択が将来の自分をつくるということを是非、覚えておいてください」

お肌の老化を感じはじめ、すでに後悔を知っているアラサー&アラフォーにとっては、日々の積み重ねの大切さは痛感するはず。「もう、遅い」ということはありません! 5年後、10年後の自分のためにいまからはじめてみませんか。